16.4. 特定の言語にロケールを設定する

この節では、FreeBSD システムをロシア語へ地域化するための設定例を示します。 後半では、他の言語への地域化に関する情報を提供します。

16.4.1. ロシア語 (KOI8-R エンコーディング)

原作: Chernov Andrey [FAMILY Given].

この節では、FreeBSD システムをロシア語へ地域化するための設定例を示します。 各設定に関するより詳しい説明については、 地域化の利用 を参照してください。

このロケールをログインシェルに設定するには、 以下の行を各ユーザの ~/.login_conf に追加してください。

me:My Account:\
	:charset=KOI8-R:\
	:lang=ru_RU.KOI8-R:

コンソールを設定するには、 /etc/rc.conf に以下の行を追加してください。

keymap="ru.koi8-r"
scrnmap="koi8-r2cp866"
font8x16="cp866b-8x16"
font8x14="cp866-8x14"
font8x8="cp866-8x8"
mousechar_start=3

/etc/ttys の各 ttyv エントリにおいて、 端末タイプとして cons25r を指定してください。

プリンタの設定を行うには、 ロシア語用の文字を搭載したほとんどのプリンタはハードウェアコードページ CP866 を使っているため、KOI8-R を CP866 に変換する専用の出力フィルタが必要となります。 この目的のため、FreeBSD はデフォルトフィルタを /usr/libexec/lpr/ru/koi2alt にインストールします。 このフィルタを使うには、/etc/printcap に以下のエントリを追加してください。

lp|Russian local line printer:\
	:sh:of=/usr/libexec/lpr/ru/koi2alt:\
	:lp=/dev/lpt0:sd=/var/spool/output/lpd:lf=/var/log/lpd-errs:

より詳細な説明については printcap(5) を参照してください。

マウントされた MS-DOS® ファイルシステムにおいてロシア語ファイル名を使えるように設定するには、 /etc/fstab にエントリを追加するときに、 以下のように -L とロケール名を含めてください。

/dev/ad0s2      /dos/c  msdos   rw,-Lru_RU.KOI8-R 0 0

詳しくは、mount_msdosfs(8) を参照してください。

Xorg にロシア語のフォントを設定するには、 x11-fonts/xorg-fonts-cyrillic パッケージをインストールしてください。 その後、/etc/X11/xorg.conf"Files" セクションを確認してください。 既存の FontPath エントリの前に以下の行を追加しなければなりません。

FontPath   "/usr/local/lib/X11/fonts/cyrillic"

他の Cyrillic フォントは、 Ports Collection から利用できます。

ロシア語のキーボードを使えるようにするには、 以下の行を xorg.conf"Keyboard" セクションに追加します。

Option "XkbLayout"   "us,ru"
Option "XkbOptions"  "grp:toggle"

このファイルの中で XkbDisable がコメントアウトされていることを確認してください。

grp:toggle では Right Alt を使い、 grp:ctrl_shift_toggle では Ctrl+Shift を使います。 grp:caps_toggle では、 CapsLock を使います。 従来の CapsLock の機能は、 ラテン文字モードの時のみ Shift+CapsLock で使うことができます。 Xorg では、理由は不明ですが grp:caps_toggle は動作しません。

キーボードに Windows® キーがあり、 そのキーにいくつかの非英字キーが割り当てられているようなら、 xorg.conf に以下の行を追加してください。

Option "XkbVariant" ",winkeys"

注記:

ロシア語の XKB キーボードは、 地域化されていないアプリケーションではうまく動かないかも知れません。 地域化されたアプリケーションは少なくともプログラムの最初の方で XtSetLanguageProc (NULL, NULL, NULL); を呼び出すべきです。

Xorg アプリケーションを地域化する方法については、http://koi8.pp.ru/xwin.html を参照してください。 KOI8-R エンコーディングの詳細については、http://koi8.pp.ru/ を参照してください。

16.4.2. 言語固有のリソース

この節では、 他言語へのロケールの設定に関するリソースの一覧を示します。

台湾向けの繁体字中国語への地域化

FreeBSD-Taiwan プロジェクトは、 FreeBSD を中国語化するための手引き http://netlab.cse.yzu.edu.tw/~statue/freebsd/zh-tut/ を提供しています。

ギリシャ語への地域化

FreeBSD におけるギリシャ語のサポートについての記事は、 公式の FreeBSD ギリシャ語ドキュメンテーションの一部として ここ で読むことができます。 この文書は、ギリシャ語で書かれています。

日本語/韓国語への地域化

日本語に関しては http://www.jp.FreeBSD.org/ を、韓国語に関しては http://www.kr.FreeBSD.org/ を参照してください。

英語以外の FreeBSD ドキュメント

FreeBSD の文書の一部を他の言語に翻訳してくれている貢献者たちがいます。 これらは FreeBSD ウェブサイト のリンクを辿るか /usr/share/doc から入手できます。

本文書、および他の文書は https://download.freebsd.org/ftp/doc/ からダウンロードできます。

FreeBSD に関する質問がある場合には、 ドキュメント を読んだ上で <questions@FreeBSD.org> まで (英語で) 連絡してください。

本文書に関する質問については、 <doc@FreeBSD.org> まで電子メールを (英語で) 送ってください。