20.5.1. | どうして自分のサイトのホストなのに FQDN を使わなければいけないのですか? |
恐らく、そのホストは実際には別のドメインにあるのでしょう。
例えば そもそも、BSD BIND
のリゾルバー (resolver) ではこのようなことが可能でしたが、
FreeBSD に入っている最新版の BIND
では自分のドメイン以外に対する FQDN でない省略形は許されません。
従ってホストを これは、
domain foo.bar.edu と書いてある行を search foo.bar.edu bar.edu と書き換えることで上のようなことができます。 しかし、RFC 1535 にあるように検索順序が 「内部 (local) と外部 (public) の管理の境界」 をまたがないようにしてください。 | |
20.5.2. | sendmail が mail loops back to myself というメッセージを出すのですが。 |
sendmail FAQ に次のように書いてあります。 「Local configuration error」 というメッセージが出ます。例えば、
553 relay.domain.net config error: mail loops back to myself
554 <user@domain.net>... Local configuration error
のような感じですが、どうしたら解決できますか?
これは、例えば domain.net のようなドメイン宛てのメールを
sendmail FAQ は
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20.5.3. | |
LAN 上にある FreeBSD マシンを、 インターネットに接続したいとします。FreeBSD マシンは、その LAN でのメールゲートウェイになります。FreeBSD マシンは専用線接続ではありません (訳注: ダイアルアップ接続など)。 これには、少なくとも二つの方法があります。 一つは UUCP を使うことです。 もう一つの方法は、あなたのドメインに対するセカンダリ
MX サービスを提供する常時稼働のインターネットサーバを用意することです。
たとえば、あなたの会社のドメインが
example.com. MX 10 example.com. MX 20 example.net. 最終的なメール受信先としては、
一つのホストだけが定義されるべきです
( 送信側の ログインスクリプトとして、 このようなものを使うとよいでしょう。 #!/bin/sh # Put me in /usr/local/bin/pppmyisp ( sleep 60 ; /usr/sbin/sendmail -q ) & /usr/sbin/ppp -direct pppmyisp ユーザごとにログインスクリプトを作りたい場合には、
上記のスクリプトの代わりに、
さらに、次のような改良もできます。 以下は、FreeBSD Internet service provider's メーリングリスト から抜粋してきたメッセージです。 > 私たちはお客様に対して、セカンダリ MX を提供しています。 > お客様は一日に何回か私たちのサービスに接続し、メールを彼らのプライマリ MX > に受け取ります (彼らのドメインに対するメールが到着した時には、 > 私たちは彼らのサイトを呼び出しません)。 > 私たちの sendmail は、30 分ごとにメールキューに溜っているメールを配送します。 > ちょうどその時に、すべてのメールがプライマリ MX に送られたかどうかを確かめるためには、 > 彼らは 30 分は オンラインでいなければなりません。 > > すべてのメールを今すぐ送るために sendmail を初期化するコマンドはあるでしょうか? > もちろん私たちのマシン上には、ユーザはルート (root) 権限を持っていません。 sendmail.cf の 「privacy flags」 セクションに、 Opgoaway,restrictqrun の定義があります。 root 以外のユーザがキューを処理できるようにするには、 restrictqrun を削除してください。また、MX の再調整が必要かもしれません。 あなたがたは、顧客のサイトに対する一番優先度の高い MX なので、 次のように定義します。 # If we are the best MX for a host, try directly instead of generating # local config error. OwTrue このようにすると、リモートサイトからのメールが、 顧客のマシンと接続しようとせず、直接あなたがたのホストマシンに配送されるようになります。 ホストマシンに配送されたメールは、続いて顧客のマシンに送られます。 これはホスト名にのみ有効なので、顧客のメールマシンに、 「host.customer.com」 とは別に、「customer.com」 も定義する必要があります。 DNS 上で、「customer.com」 に対する A レコードを定義してください。 | |
20.5.4. | なぜ他のホストにメールを送ろうとすると、いつも Relaying Denied と怒られてしまうの ? |
FreeBSD がインストールされたデフォルトの状態では、 sendmail は動作しているホストからのメールだけを送るように設定されています。 たとえば POP3 サーバがインストールされているとすると、 ユーザは学校や職場など他のリモートの場所からメールを確認することが できます。しかし、彼らは外部からそのホスト以外へのメールを 送ることはやはりできません。 通常、メールを送ろうとしてから少しすると、 5.7 Relaying Denied というエラーメッセージの書かれたメールが MAILER-DAEMON から送られてくるでしょう。 これを解決する方法はいくつかあります。
一番の正攻法は
このファイルを作成または編集したら、 sendmail を再起動してください。 もしあなたがサーバ管理者でメールをローカルに送りたくないか、 ポイントを使用して他のマシン (や、さらに他の ISP) の クライアントまたはシステムへ送りたい時は、とても効果があります。 さらに、あなたが一つあるいは二つだけのメールアカウントを 設定している場合でもこれは非常に有用です。 追加すべきアドレスがたくさんある場合には、 単にこのファイルをあなたの好きなテキストエディタで開いて、 そして一行に一つずつドメインを追加してください。 your.isp.example.com other.isp.example.net users-isp.example.org www.example.org これで、リストに掲載されているすべてのホスト (ユーザがあなたのシステムにアカウントを持っていると規定する) からあなたのシステムを通るすべてのメールは送信に成功するでしょう。 これはあなたのシステムから SPAM を送ることを認めることなく、 リモートであなたのシステムからメールを送ることをユーザに 認めるためのとてもよい方法です。 |
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