Date: Fri, 8 Nov 2013 15:56:48 +0000 (UTC) From: Ryusuke SUZUKI <ryusuke@FreeBSD.org> To: doc-committers@freebsd.org, svn-doc-all@freebsd.org, svn-doc-head@freebsd.org Subject: svn commit: r43144 - head/ja_JP.eucJP/books/handbook/multimedia Message-ID: <201311081556.rA8FumTL045289@svn.freebsd.org>
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Author: ryusuke Date: Fri Nov 8 15:56:47 2013 New Revision: 43144 URL: http://svnweb.freebsd.org/changeset/doc/43144 Log: - Merge the following from the English version: r41815 -> r42797 head/ja_JP.eucJP/books/handbook/multimedia/chapter.xml Modified: head/ja_JP.eucJP/books/handbook/multimedia/chapter.xml Modified: head/ja_JP.eucJP/books/handbook/multimedia/chapter.xml ============================================================================== --- head/ja_JP.eucJP/books/handbook/multimedia/chapter.xml Fri Nov 8 09:01:12 2013 (r43143) +++ head/ja_JP.eucJP/books/handbook/multimedia/chapter.xml Fri Nov 8 15:56:47 2013 (r43144) @@ -3,9 +3,10 @@ The FreeBSD Documentation Project The FreeBSD Japanese Documentation Project - Original revision: r41815 + Original revision: r42797 $FreeBSD$ --> + <chapter xmlns="http://docbook.org/ns/docbook" xmlns:xlink="http://www.w3.org/1999/xlink" version="5.0" xml:id="multimedia"> <info><title>マルチメディア</title> <authorgroup> @@ -13,44 +14,31 @@ </authorgroup> </info> - <sect1 xml:id="multimedia-synopsis"> <title>この章では</title> - <para>FreeBSD は数多くの種類のサウンドカードに対応しており、 - コンピュータで原音に忠実な出力を楽しむことができます。 - これには録音機能と、MPEG Layer 3 Audio (MP3) や WAV, Ogg Vorbis + <para>&os; は数多くの種類のサウンドカードに対応しており、 + &os; システムで原音に忠実な出力を楽しむことができます。 + これには録音機能と、MPEG Audio Layer 3 (<acronym>MP3</acronym>) + や Waveform Audio File (<acronym>WAV</acronym>, Ogg Vorbis などをはじめとした多くの形式の音楽の再生機能が含まれます。 - 加えて FreeBSD の Ports Collection には、録音した音楽を - 編集したり、音響効果を加えたり、接続された + 加えて &os; の Ports Collection には、 + 録音した音楽を編集したり、音響効果を加えたり、接続された MIDI 機器を制御するためのアプリケーションがあります。</para> - <para>多くの試みによって、&os; ではビデオファイルおよび DVD の - 再生ができるようになりました。さまざまなビデオメディアをエンコード、 - 変換、再生するアプリケーションの数は、 - 音声用のアプリケーションほど充実していません。 - この文書を執筆している時点では、たとえば - <package>audio/sox</package> - のようなファイル形式を変換するためのすぐれたアプリケーションは - Ports Collection にありません。しかしながら、 - この分野のソフトウェアの状況は急速に変わりつつあります。</para> - - <para>この章ではサウンドカードを設定するために必要な方法を説明します - (ただし、高音質で再生するためには若干の微調整が必要かもしれません)。 - ビデオカードのハードウェアに関する問題は、 - X11 (<xref linkend="x11"/>) - のインストールと設定においてすでに扱いましたので、 - そちらをご覧ください。</para> + <para>&os; ではビデオファイルおよび DVD の再生もできます。 + &os; の Ports Collection には、さまざまなビデオメディアをエンコード、 + 変換、再生するアプリケーションが用意されています。</para> + + <para>この章では &os; 上でサウンドカード、ビデオの再生、TV チューナカード、 + スキャナを設定する方法について説明します + これらのデバイスを使うためのアプリケーションについても説明をしています。</para> <para>この章を読むと、以下のことがわかります。</para> <itemizedlist> <listitem> - <para>サウンドカードを認識させるためにシステムを設定する方法</para> - </listitem> - - <listitem> - <para>サウンドカードがうまく動作しているかどうかテストする方法</para> + <para>&os; でのサウンドカードの設定方法</para> </listitem> <listitem> @@ -62,25 +50,24 @@ </listitem> <listitem> - <para>X サーバで - どのようにビデオに対応しているか</para> + <para>&os; システムでのビデオの再生の準備</para> </listitem> <listitem> - <para>ビデオを再生、エンコードするのに役に立つ ports</para> + <para>DVD, <filename>.mpg</filename> および + <filename>.avi</filename> ファイルを再生する方法</para> </listitem> <listitem> - <para>DVD の <filename>.mpg</filename> ファイルおよび - <filename>.avi</filename> ファイルを再生する方法</para> + <para>CD および DVD の情報をファイルに抽出する方法</para> </listitem> <listitem> - <para>CD および DVD の情報を抽出する方法</para> + <para>TV カードの設定方法</para> </listitem> <listitem> - <para>TV カードの設定方法</para> + <para>MythTV を &os; にてインストールし設定する方法</para> </listitem> <listitem> @@ -96,11 +83,9 @@ </itemizedlist> <warning> - <para>オーディオ CD を &man.mount.8; - でマウントしようとすると、少なくともエラーになります。 - 最悪の場合、<emphasis>カーネルパニック</emphasis>が発生するでしょう。 - これらのメディアは通常の ISO ファイルシステムとは異なり、 - 特別なエンコードが施されているからです。</para> + <para>オーディオ CD は通常の ISO ファイルシステムとは異なり、 + 特別なエンコードが施されています。 + そのため、これらを &man.mount.8; でマウントしてはいけません。</para> </warning> </sect1> @@ -114,44 +99,41 @@ </authorgroup> </info> - <sect2 xml:id="sound-device"> <title>システムを設定する</title> <indexterm><primary>PCI</primary></indexterm> - <indexterm><primary>ISA</primary></indexterm> <indexterm><primary>サウンドカード</primary></indexterm> - - <para>設定をはじめる前に、あなたが持っているカードのモデル、 - そのカードが使用しているチップ、そして PCI, ISA - どちらのカードなのかを確認する必要があります。 - FreeBSD は PCI および ISA の両方のカードに幅広く対応しています。 - 使用しているカードが対応しているかどうかは、 + <para>設定をはじめる前に、サウンドカードのモデル、 + そのカードが使用しているチップを確認してください。 + &os; は サウンドカードに幅広く対応しています。 + 使用しているカードが対応しているかどうか、 + どの &os; ドライバを使うかについて、 <link xlink:href="&rel.current.hardware;">ハードウェアノート</link> - の対応オーディオデバイスの一覧を調べてください。 - このハードウェアノートには、 - カードに対してどのドライバを利用すればよいかについても言及されています。</para> + の対応オーディオデバイスの一覧を確認してください。</para> <indexterm> <primary>カーネル</primary> <secondary>設定</secondary> </indexterm> - <para>サウンドデバイスを使うために、 + <para>サウンドデバイスを使うためには、 適切なデバイスドライバを読み込まなければいけません。 これには二つの方法のどちらかでできるでしょう。 もっとも簡単な方法は &man.kldload.8; - を使ってサウンドカードのカーネルモジュールを単に読み込むことです。 - 次のコマンドで実現できます。</para> + を使ってサウンドカードのカーネルモジュールを読み込むことです。 + 次の例は、Creative &soundblaster; Live! + サウンドカードのドライバを読み込む例です。</para> <screen>&prompt.root; <userinput>kldload snd_emu10k1</userinput></screen> - <para>または <filename>/boot/loader.conf</filename> - ファイルにこのような適切な行を加えて実現することもできます。</para> + + <para>このドライバを起動時に読み込むように設定するためには、 + <filename>/boot/loader.conf</filename> にドライバを追加してください。 + このドライバの場合は以下の行になります。</para> <programlisting>snd_emu10k1_load="YES"</programlisting> - <para>以上は Creative &soundblaster; Live! サウンドカードの例です。 - 他に利用可能な読み込み可能なサウンドモジュールは + <para>他に利用可能な読み込み可能なサウンドモジュールは <filename>/boot/defaults/loader.conf</filename> に記載されています。 どのドライバを利用すればいいか確かでなければ、 @@ -162,41 +144,33 @@ <para><filename>snd_driver</filename> モジュールは、 一般に使用されるカードに対応したドライバをまとめて一度に読み込むメタドライバです。 - このドライバを使用すれば、速やかに正しいドライバを探し出すことができるでしょう。 + このドライバを使用すれば、速やかに正しいドライバを探し出すことができます。 <filename>/boot/loader.conf</filename> ファイルを使用して、 すべてのサウンドドライバを読み込むこともできます。</para> - <para><filename>snd_driver</filename> メタドライバの読み込み後に、 - どのドライバがサウンドカードに選択されたのかを知りたいのなら - <command>cat /dev/sndstat</command> コマンドで - <filename>/dev/sndstat</filename> ファイルを調べてください。</para> - - <para>二つ目の方法は、 - サウンドカードのドライバをカーネルへ静的に組み込むことです。 - 以下の節では、この方法でハードウェアを対応させる方法を説明します。 + <para><filename>snd_driver</filename> メタドライバの読み込み後に、 + どのドライバがサウンドカードに選択されたのかを知るには、 + <command>cat /dev/sndstat</command> と入力してください。</para> + + <para>サウンドカードのドライバをカーネルへ静的に組み込むには、 + 次の節の手順に従ってください。 カーネル再構築の詳細は <xref linkend="kernelconfig"/> を参照してください。</para> <sect3> <title>サウンドに対応したカスタムカーネルを設定する</title> - <para>はじめに、オーディオフレームワークドライバ - &man.sound.4; をカーネルに追加します。 - カーネルコンフィグレーションファイルに以下の行を追加してください。</para> + <para>サウンドに対応したカスタムカーネルを使うときには、 + オーディオフレームワークドライバをカーネルコンフィグレーションファイルに追加してください。</para> - <programlisting>device sound</programlisting> + <programlisting>device sound</programlisting> - <para>次に、サウンドカードに対応したドライバを追加します。 - それには、どのドライバがカードに対応しているかを知る必要があります。 - 使用しているカードに対する正しいドライバを決定するために、 - <link xlink:href="&rel.current.hardware;">ハードウェアノート</link> - の対応オーディオデバイスの一覧を調べてください。 - たとえば、Creative &soundblaster; Live! サウンドカードは - &man.snd.emu10k1.4; ドライバが対応しています。 - このカードを使用するためには、 - カーネルコンフィグレーションファイルに以下の行を追加してください。</para> + <para>次に、サウンドカードに対応したドライバを追加します。 + それには、どのドライバがカードに対応しているかを知る必要があります。 + 前節の Creative &soundblaster; Live! サウンドカードの例では、 + カスタムカーネルコンフィグレーションファイルに以下の行を追加してください。</para> - <programlisting>device snd_emu10k1</programlisting> + <programlisting>device snd_emu10k1</programlisting> <para>ドライバのマニュアルページを読んで、 追加すべき構文を調べてください。 @@ -204,24 +178,25 @@ <filename>/usr/src/sys/conf/NOTES</filename> にもあります。</para> - <para>すべての PnP 非対応の ISA カードに当てはまるように、 - PnP 非対応の ISA サウンドカードでは、 - カーネルにカードが使用する資源 - (IRQ, I/O ポートなど) を明示的に指定する必要があるかもしれません。 - この場合は、<filename>/boot/device.hints</filename> - ファイルを使用してください。 + <para>PnP 非対応の ISA サウンドカードでは、 + IRQ および I/O ポートの設定を + <filename>/boot/device.hints</filename> + に指定する必要があるかもしれません。 システムの起動時に、&man.loader.8; はこのファイルを読み、設定情報をカーネルに渡します。 たとえば、PnP 非対応の古い Creative &soundblaster; 16 (ISA 接続) - には <literal>snd_sb16</literal> とともに &man.snd.sbc.4; ドライバを使用します。 + には <literal>snd_sb16</literal> とともに + &man.snd.sbc.4; ドライバを使用します。 このカードを使用する場合には、 - カーネルコンフィグレーションファイルに以下の行を追加すると同時に、</para> + カーネルコンフィグレーションファイルに以下の行を追加してください。</para> <programlisting>device snd_sbc device snd_sb16</programlisting> - <para><filename>/boot/device.hints</filename> - ファイルに以下のエントリを追加してください。</para> + <para>もしカードが <literal>0x220</literal> I/O port と + IRQ <literal>5</literal> を使用している場合には、 + <filename>/boot/device.hints</filename> + に以下の行を追加してください。</para> <programlisting>hint.sbc.0.at="isa" hint.sbc.0.port="0x220" @@ -234,32 +209,30 @@ hint.sbc.0.flags="0x15"</programlisting> IRQ に <literal>5</literal> を使用します。</para> <para><filename>/boot/device.hints</filename> - ファイルに用いるべき構文は、 - &man.sound.4; ドライバのマニュアルページ、および、 - 各ドライバのマニュアルページに記載されています。</para> + に用いるべき構文は、&man.sound.4; および、 + サウンドカードの各ドライバのマニュアルページに記載されています。</para> - <para>初期設定は以上の通りです。 + <para>これまでの設定はデフォルトのものです。 カードを使用する状況によっては、 IRQ やその他の設定を変更する必要があるかもしれません。 このカードについての詳細は、 - &man.snd.sbc.4; マニュアルページをご覧ください。</para> + &man.snd.sbc.4; をご覧ください。</para> </sect3> </sect2> <sect2 xml:id="sound-testing"> <title>サウンドカードのテスト</title> - <para>カーネルを変更して再起動するか、必要となるモジュールを読み込むと、 - システムのメッセージバッファ (&man.dmesg.8;) - にサウンドカードが認識されたことが示されます。 - たとえば、次のようなメッセージが出力されます。</para> + <para>カスタムカーネルで再起動するか、必要となるモジュールを読み込むと、 + システムのメッセージバッファにサウンドカードが認識されたことが示されます。 + &man.dmesg.8;を実行して、次のようなメッセージを探してください。</para> <screen>pcm0: <Intel ICH3 (82801CA)> port 0xdc80-0xdcbf,0xd800-0xd8ff irq 5 at device 31.5 on pci0 pcm0: [GIANT-LOCKED] pcm0: <Cirrus Logic CS4205 AC97 Codec></screen> - <para>サウンドカードの状態は、<filename>/dev/sndstat</filename> - ファイルを使用して確認することができます。</para> + <para>サウンドカードの状態は、 + 以下のコマンドを使用して確認することもできます。</para> <screen>&prompt.root; <userinput>cat /dev/sndstat</userinput> FreeBSD Audio Driver (newpcm) @@ -267,30 +240,29 @@ Installed devices: pcm0: <Intel ICH3 (82801CA)> at io 0xd800, 0xdc80 irq 5 bufsz 16384 kld snd_ich (1p/2r/0v channels duplex default)</screen> - <para>この出力はシステムによって異なるでしょう。 + <para>この出力はシステムによって異なります。 <filename>pcm</filename> デバイスがなければ、 - 今までの手順を振り返ってみてください。 - カーネルコンフィグレーションファイルをもう一度見直して、 + カーネルコンフィグレーションファイルを見直して、 正しいデバイスドライバを選択しているかどうか確認してください。 トラブルシューティングは <xref linkend="troubleshooting"/> を参照してください。</para> - <para>すべてうまくいけば、サウンドカードが機能するでしょう。 - CD-ROM または - DVD-ROM ドライブのオーディオ出力端子がサウンドカードと適切に接続されていれば、 - &man.cdcontrol.1; を使ってドライブ内の CD を再生できます。</para> + <para>すべてうまくいけば、サウンドカードが &os; で機能するでしょう。 + CD-ROM または DVD-ROM + ドライブのオーディオ出力端子がサウンドカードと適切に接続されていれば、 + &man.cdcontrol.1; を使ってドライブ内のオーディオ + CD を再生できます。</para> <screen>&prompt.user; <userinput>cdcontrol -f /dev/acd0 play 1</userinput></screen> - <para><package>audio/workman</package> - のように、よりよいインタフェースを提供するさまざまなアプリケーションがあります。 - MP3 オーディオファイルを聴くために - <package>audio/mpg123</package> - のようなアプリケーションをインストールしようと思うかもしれません。</para> + <para><package>audio/workman</package> のように、 + よりよいインタフェースを提供するさまざまなアプリケーションがあります。 + <package>audio/mpg123</package> port + をインストールして MP3 オーディオファイルを聞くことができます。</para> <para>手っ取り早くカードをテストするには、 - <filename>/dev/dsp</filename> デバイスにデータを送ってみてください。 - たとえば、以下のようにします。</para> + <filename>/dev/dsp</filename> + デバイスにデータを送ってみてください。</para> <screen>&prompt.user; <userinput>cat filename > /dev/dsp</userinput></screen> @@ -300,15 +272,14 @@ kld snd_ich (1p/2r/0v channels duplex de これにより、サウンドカードが実際に動作していることを確認できます。</para> <note> - <para>デバイスノード <filename>/dev/dsp*</filename> は、 - 必要とされる時に自動的に作成されます。 + <para><filename>/dev/dsp*</filename> デバイスノードは、 + 必要に応じて自動的に作成されます。 デバイスノードが使用されていない場合には存在せず、 &man.ls.1; の出力に表示されません。</para> </note> - <para>サウンドカードのミキサレベルは - &man.mixer.8; コマンドで変更することができます。 - 詳細は &man.mixer.8; マニュアルページをご覧ください。</para> + <para>サウンドカードのミキサレベルは &man.mixer.8; コマンドで変更できます。 + 詳細は &man.mixer.8; をご覧ください。</para> <sect3 xml:id="troubleshooting"> <title>よくある問題</title> @@ -363,7 +334,7 @@ kld snd_ich (1p/2r/0v channels duplex de <acronym>HDMI</acronym> や類似のインタフェースを利用するため、 グラフィックカード自身がサウンドカードを持つものがあります。 このようなサウンドデバイスには、 - 時として本当のサウンドカードより若い番号が付けられることがあり、 + 時としてサウンドカードより若い番号が付けられることがあり、 そのような場合には、 サウンドカードをデフォルトプレイバックデバイスとして利用できません。 このことが原因かどうかを確認するには、<application>dmesg</application> を実行して @@ -392,7 +363,7 @@ pcm7: <HDA Realtek ALC889 PCM #3 Digi には、サウンドカード (<literal>Realtek ALC889</literal>) より若い番号が付けられています。 サウンドカードをデフォルトのプレイバックデバイスとして利用するには、 - 以下のように <literal>hw.snd.default_unit</literal> + <literal>hw.snd.default_unit</literal> をプレイバックで使用するユニット番号に変更してください。</para> <screen>&prompt.root; <userinput>sysctl hw.snd.default_unit=n</userinput></screen> @@ -400,7 +371,7 @@ pcm7: <HDA Realtek ALC889 PCM #3 Digi <para>ここで、<literal>n</literal> は使用するサウンドデバイスの番号です。 この例では <literal>4</literal> です。 <filename>/etc/sysctl.conf</filename> に以下の行を入れると、 - 常に設定の変更が反映されるようになります。</para> + 設定の変更が常に反映されるようになります。</para> <programlisting>hw.snd.default_unit=<replaceable>4</replaceable></programlisting> </sect3> @@ -412,22 +383,15 @@ pcm7: <HDA Realtek ALC889 PCM #3 Digi <author><personname><firstname>Munish</firstname><surname>Chopra</surname></personname><contrib>寄稿: </contrib></author> </authorgroup> </info> - - - <para>特定のアプリケーションとのサウンドデバイスの共用に対応していない時、 - <application>esound</application> または - <application>artsd</application> のように - 同時に再生することのできる音源を複数実装していることは、 - 多くの場合望ましいことです。</para> - <para>FreeBSD では、 - <emphasis>仮想サウンドチャネル</emphasis> + <para>同時に再生することのできる音源を複数実装していることは、 + 多くの場合望ましいことです。 + &os; では、<emphasis>仮想サウンドチャネル</emphasis> を使ってこれを実現でき、&man.sysctl.8; で設定できます。 仮想チャネルはカーネル内でサウンドを合成することにより、 サウンドカードの再生を多重化することができます。</para> - <para>仮想チャネルの数を決めるのに三つの sysctl 変数を設定できます。 - <systemitem class="username">root</systemitem> ユーザで以下のようにします。</para> + <para>仮想チャネルの数を決めるのに三つの sysctl 変数を設定できます。</para> <screen>&prompt.root; <userinput>sysctl dev.pcm.0.play.vchans=4</userinput> &prompt.root; <userinput>sysctl dev.pcm.0.rec.vchans=4</userinput> @@ -439,21 +403,19 @@ pcm7: <HDA Realtek ALC889 PCM #3 Digi <varname>dev.pcm.0.rec.vchans=4</varname> は、 <filename>pcm0</filename> が再生や録音のために持っている仮想チャネルの数で、 - 一度デバイスが取り付けられると設定できます。 + デバイスが取り付けられた後で設定できます。 <literal>hw.snd.maxautovchans</literal> は、 &man.kldload.8; を用いて認識された新しいデバイスの仮想チャネル数です。 <filename>pcm</filename> モジュールはハードウェアドライバとは独立して読み込むことができるので、 - 後でどんなにデバイスを認識しても <varname>hw.snd.maxautovchans</varname> - は仮想チャネルを格納できます。 - より詳細な情報については &man.pcm.4; - のマニュアルページを参照してください。</para> + は、デバイスが取り付けられた時に、 + デバイスに与えられる仮想チャネルの数を表しています。 + より詳細な情報については &man.pcm.4; を参照してください。</para> <note> - <para>デバイスを使用しているときに - 仮想チャンネルの数を変更することはできません。 + <para>デバイスを使用しているときに仮想チャンネルの数を変更することはできません。 まず、ミュージックプレーヤやサウンドデーモンといった デバイスを使用しているすべてのプログラムを終了してください。</para> </note> @@ -472,22 +434,20 @@ pcm7: <HDA Realtek ALC889 PCM #3 Digi </authorgroup> </info> - - <para>各ミキサチャネルの初期値は &man.pcm.4; ドライバのソースにハードコーディングされています。 起動時に記録されていた値をミキサに設定する さまざまなアプリケーションやデーモンがありますが、 あまりよい解決方法ではありません。 - 適切な値を <filename>/boot/device.hints</filename> - ファイルに記述することにより、 - ドライバレベルでミキサの初期値を設定することができます。 - たとえば、以下のような行を追加します。</para> + 以下の例のように、適切な値を <filename>/boot/device.hints</filename> + ファイルに記述することによって、 + ドライバレベルでミキサの初期値を設定することができます。</para> <programlisting>hint.pcm.0.vol="50"</programlisting> <para>この例では、&man.pcm.4; が読み込まれたと同時に、 - ボリュームチャネルの初期値を 50 に設定します。</para> + ボリュームチャネルの初期値を <literal>50</literal> + に設定します。</para> </sect2> </sect1> @@ -496,22 +456,19 @@ pcm7: <HDA Realtek ALC889 PCM #3 Digi <authorgroup> <author><personname><firstname>Chern</firstname><surname>Lee</surname></personname><contrib>寄稿: </contrib></author> </authorgroup> - </info> - - - <para>MP3 (MPEG Layer 3 Audio) は - CD に匹敵する音質でサウンドを再生できます。あなたの FreeBSD - ワークステーションにこのプレイヤをインストールしない理由はないでしょう。</para> + <para>この節では、&os; で利用できる <acronym>MP3</acronym> + プレイヤや、オーディオ CD トラックを吸い出す方法、 + および <acronym>MP3</acronym> のエンコード、 + デコードの方法について説明します。</para> <sect2 xml:id="mp3-players"> <title>MP3 プレイヤ</title> - <para><application>XMMS</application> (X Multimedia System) は - とても人気のある X11 ベースの MP3 プレイヤです。 - <application>XMMS</application> - のグラフィカルインタフェースは + <para><application>XMMS</application> は + 人気のあるグラフィカルな <acronym>MP3</acronym> プレイヤです。 + <application>XMMS</application> のインタフェースは Nullsoft の <application>Winamp</application> とほとんど同一なので、<application>Winamp</application> のスキンを使うことができます。 @@ -528,15 +485,17 @@ pcm7: <HDA Realtek ALC889 PCM #3 Digi <application>Winamp</application> を使いなれている人は 簡単に <application>XMMS</application> を使えるでしょう。</para> - <para><package>audio/mpg123</package> - はコマンドライン上の代替となる MP3 プレイヤの port です。</para> + <para><package>audio/mpg123</package> port + は代替となる コマンドライン上の <acronym>MP3</acronym> + プレイヤです。</para> <para><application>mpg123</application> - はサウンドデバイスと MP3 ファイルを指定して実行できます。 - <filename>/dev/dsp1.0</filename> デバイスを使用して - MP3 ファイル <replaceable>Foobar-GreatestHits.mp3</replaceable> - を再生するのであれば、次のように実行してください。 - </para> + はサウンドデバイスと <acronym>MP3</acronym> + ファイルをコマンドラインから指定することで実行できます。 + オーディオデバイスが <filename>/dev/dsp1.0</filename>、 + <acronym>MP3</acronym> ファイルが + <replaceable>Foobar-GreatestHits.mp3</replaceable> + とすると、ファイルを再生するには、次のように実行してください。</para> <screen>&prompt.root; <userinput>mpg123 -a /dev/dsp1.0 Foobar-GreatestHits.mp3</userinput> High Performance MPEG 1.0/2.0/2.5 Audio Player for Layer 1, 2 and 3. @@ -556,67 +515,66 @@ MPEG 1.0 layer III, 128 kbit/s, 44100 Hz <sect2 xml:id="rip-cd"> <title>CD 音声トラックの抽出</title> - <para>CD 全体または CD トラックを MP3 に変換する前に、CD - 上のオーディオデータをハードディスク上に抽出する必要があります。 - これには raw CDDA (CD Digital Audio) データを WAV - ファイルにコピーします。</para> + <para>CD 全体または CD トラックを <acronym>MP3</acronym> + に変換する前に、CD + 上のオーディオデータをハードディスク上に抽出する必要があります。 + これには raw CD Digital Audio (<acronym>CDDA</acronym>) データを + <acronym>WAV</acronym> ファイルにコピーします。</para> <para><package>sysutils/cdrtools</package> - スイートの一部である <command>cdda2wav</command> ツールは + スイートからインストールされる <command>cdda2wav</command> ツールは CD からオーディオデータを抽出したり、 情報を関係づけるのに使われます。</para> <para>CD をドライブにいれて次のコマンドを - (<systemitem class="username">root</systemitem>で) 実行して、 - CD 全体を (トラックごとに) 個々の WAV ファイルに抽出できます。</para> + <systemitem class="username">root</systemitem> 権限で実行すると、 + CD 全体を (トラックごとに) 個々の + <acronym>WAV</acronym> ファイルに抽出できます。</para> <screen>&prompt.root; <userinput>cdda2wav -D 0,1,0 -B</userinput></screen> - <para><application>cdda2wav</application> - は ATAPI (IDE) CDROM ドライブにも対応しています。 - IDE ドライブから抽出するには、 - SCSI ユニット番号をデバイス名に置き換えて指定します。 - たとえば IDE ドライブから七番目のトラックを抽出するには、 - 次のようにします。</para> - - <screen>&prompt.root; <userinput>cdda2wav -D /dev/acd0 -t 7</userinput></screen> - <para><option>-D <replaceable>0,1,0</replaceable></option> は SCSI デバイス <filename>0,1,0</filename> を表します。 これは <command>cdrecord -scanbus</command> の出力に一致します。</para> + <para><application>cdda2wav</application> + は ATAPI (IDE) CDROM ドライブに対応しています。 + IDE ドライブから抽出するには、 + SCSI ユニット番号をデバイス名に置き換えて指定します。 + たとえば IDE ドライブから七番目のトラックを抽出するには、 + 次のようにします。</para> + + <screen>&prompt.root; <userinput>cdda2wav -D /dev/acd0 -t 7</userinput></screen> + <para>個々のトラックを抽出するには、 - 次のように <option>-t</option> オプションを使用します。</para> + 次のように <option>-t</option> を使用します。</para> <screen>&prompt.root; <userinput>cdda2wav -D 0,1,0 -t 7</userinput></screen> <para>上記の例はオーディオ CDROM の七番目のトラックを抽出します。 範囲を指定して、 - たとえば一番目から七番目のトラックまで抽出したい場合、 + 一番目から七番目のトラックまで抽出したい場合、 次のようにします。</para> <screen>&prompt.root; <userinput>cdda2wav -D 0,1,0 -t 1+7</userinput></screen> - <para>&man.dd.1; ユーティリティも ATAPI - ドライブ上のオーディオトラックを展開するのに使われます。 - 何ができるか詳しいことは - オーディオ CD の複製について - <xref linkend="duplicating-audiocds"/> - を参照してください。</para> + <para>&man.dd.1; も <xref linkend="duplicating-audiocds"/> に + 説明されているように ATAPI + ドライブ上のオーディオトラックを展開するのに使われます。</para> </sect2> <sect2 xml:id="mp3-encoding"> <title>MP3 のエンコード</title> - <para>現在、一般に好まれている MP3 エンコーダは - <application>lame</application> です。 - <application>lame</application> は Ports Collection の + <para><application>lame</application> は、 + ポピュラーな <acronym>MP3</acronym> エンコーダです。 <package>audio/lame</package> - に収録されています。</para> + port からインストールできます。 + ライセンスの制限により、package は利用できません。</para> - <para>次のコマンドを実行すると、抽出した WAV ファイル + <para>次のコマンドを実行すると、抽出した <acronym>WAV</acronym> ファイル <filename>audio01.wav</filename> を使って <filename>audio01.mp3</filename> に変換します。</para> @@ -629,28 +587,30 @@ MPEG 1.0 layer III, 128 kbit/s, 44100 Hz --tg "ジャンル" \ audio01.wav audio01.mp3</userinput></screen> - <para>128 kbits が標準のビットレートのようです。 - 多くの人はさらに高音質の 160 kbits または 192 kbits - を好むでしょう。 + <para>128 kbits が <acronym>MP3</acronym> + の標準のビットレートです。 + 160 kbits または 192 kbits のビットレートは、 + さらに高音質を提供します。 ビットレートが高くなるにつれて作成される - MP3 ファイルは多くのディスク領域を消費しますが、より高音質となります。 + <acronym>MP3</acronym> ファイルは多くのディスク領域を消費します。 <option>-h</option> オプションを指定すると <quote>低速高品質</quote> モードとなります。 <option>--t</option> ではじまるオプションは ID3 タグを設定します。 このタグにはたいてい曲の情報が含まれており、 - MP3 ファイルに格納されます。 - <application>lame</application> - のマニュアルを参照すれば他のオプションが見つかるでしょう。</para> + <acronym>MP3</acronym> ファイルに格納されます。 + <application>Lame</application> のマニュアルを参照すれば、 + 他のエンコーディングのオプションが見つかるでしょう。</para> </sect2> <sect2 xml:id="mp3-decoding"> <title>MP3 のデコード</title> - <para>MP3 からオーディオ CD を作成するには、 - MP3 形式を非圧縮 WAV 形式に変換しなければなりません。 + <para><acronym>MP3</acronym> からオーディオ CD を作成するには、 + まず非圧縮 <acronym>WAV</acronym> 形式に変換しなければなりません。 <application>XMMS</application> と <application>mpg123</application> の両方が - MP3 から非圧縮ファイル形式への出力に対応しています。</para> + <acronym>MP3</acronym> + から非圧縮ファイル形式への出力に対応しています。</para> <para><application>XMMS</application> でディスクへ書き出す方法は次の通りです。</para> @@ -667,7 +627,7 @@ audio01.wav audio01.mp3</userinput></scr <step> <para><literal>Options</literal> - から <literal>Preference</literal> を選択します。</para> + から <literal>Preferences</literal> を選択します。</para> </step> <step> @@ -680,26 +640,26 @@ audio01.wav audio01.mp3</userinput></scr </step> <step> - <para>非圧縮ファイルを書き出すディレクトリを入力 - (または選択) します。</para> + <para>非圧縮ファイルを書き出すディレクトリを入力、 + または選択します。</para> </step> <step> <para>普段通り <application>XMMS</application> - へ MP3 ファイルを読み込みます。 + へ <acronym>MP3</acronym> ファイルを読み込みます。 音量は 100% で イコライザの設定はオフにします。</para> </step> <step> - <para><literal>Play</literal> を押します— + <para><literal>Play</literal> を押します。 <application>XMMS</application> - は MP3 を再生しているかのように表示しますが、 + は <acronym>MP3</acronym> を再生しているかのように表示しますが、 音声はきこえません。 - 実際には MP3 をファイルに出力しています。</para> + 実際には <acronym>MP3</acronym> をファイルに出力しています。</para> </step> <step> - <para>再び MP3 を聴けるように + <para>終了したら、再び <acronym>MP3</acronym> を聴けるように Output Plugin を以前のように元に戻すのを忘れないでください。</para> </step> </procedure> @@ -715,23 +675,24 @@ audio01.wav audio01.mp3</userinput></scr </procedure> <para><application>XMMS</application> - は WAV 形式でファイルに書き出しますが、 + は <acronym>WAV</acronym> 形式でファイルに書き出しますが、 <application>mpg123</application> は - MP3 を PCM オーディオデータに変換します。 + <acronym>MP3</acronym> を raw PCM オーディオデータに変換します。 両形式は <application>cdrecord</application> を使ってオーディオ CD を作成するのに利用することができます。 - &man.burncd.8; を使う場合は raw PCM データが必要です。 - WAV ファイルを使用する場合、 + &man.burncd.8; を使う場合は raw Pulse-Code Modulation + (<acronym>PCM</acronym>) が必要です。 + <acronym>WAV</acronym> ファイルを使用する場合、 それぞれのトラックの先頭に小さなノイズが入るのに気づくでしょう。 - これは WAV ファイルのヘッダ情報です。 + これは <acronym>WAV</acronym> ファイルのヘッダ情報です。 + <package>audio/sox</package> の port または package + からインストールできる <application>SoX</application> - (<package>audio/sox</package> の port または package - からインストールできます) - を使うと簡単に WAV ファイルのヘッダ情報を削除できます。</para> + を使うと簡単にヘッダ情報を削除できます。</para> <screen>&prompt.user; <userinput>sox -t wav -r 44100 -s -w -c 2 track.wav track.raw</userinput></screen> - <para>FreeBSD での CD 作成の詳しい情報は + <para>&os; での CD 作成の詳しい情報は <xref linkend="creating-cds"/> を参照してください。</para> </sect2> </sect1> @@ -741,47 +702,43 @@ audio01.wav audio01.mp3</userinput></scr <authorgroup> <author><personname><firstname>Ross</firstname><surname>Lippert</surname></personname><contrib>寄稿: </contrib></author> </authorgroup> - </info> - - - <para>ビデオ再生は今まさに成長中の新しいアプリケーション分野です。 - 辛抱強くしてください。 - 音声のようにすべてが順調にいくとは限りません。</para> - - <para>設定をはじめる前に、あなたが持っているビデオカードのモデル、 + <para>ビデオ再生のための設定をはじめる前に、ビデオカードのモデル、 そのカードが使用しているチップを確認する必要があります。 <application>&xorg;</application> はさまざまなビデオカードに対応していますが、 ビデオ再生に申し分のない性能を発揮できるカードはわずかです。 - あなたのビデオカードの利用している X + 利用しているビデオカードの <application>&xorg;</application> サーバが対応している拡張機能のリストを得るには、 - X11 を実行中に &man.xdpyinfo.1; コマンドを実行してください。</para> + <application>&xorg;</application> を実行中に + &man.xdpyinfo.1; を実行してください。</para> <para>さまざまなプレイヤやオプションを試すのに、 テストファイルとして小さな MPEG ファイルを用意しておくのはよい考えです。 - いくつかの DVD プレイヤは DVD メディアを - <filename>/dev/dvd</filename> として - 初期設定しているか、ハードコーディングされているので、 + いくつかの DVD アプリケーションは DVD メディアを + <filename class="directory">/dev/dvd</filename> + として初期設定しているか、ハードコーディングしているので、 次のように適切なデバイスにシンボリックリンクを張っておくと便利かもしれません。</para> <screen>&prompt.root; <userinput>ln -sf /dev/acd0 /dev/dvd</userinput> &prompt.root; <userinput>ln -sf /dev/acd0 /dev/rdvd</userinput></screen> <para>&man.devfs.5; の仕様により、 - このように手動で作成されたリンクは再起動すると消えてしまいます。 + このように手動で作成されたリンクはシステムを再起動すると消えてしまいます。 システムの起動時にこれらのシンボリックリンクを自動的に作成するには、 - <filename>/etc/devfs.conf</filename> に下記の設定を追加します。</para> + <filename>/etc/devfs.conf</filename> + に下記の設定を追加してください。</para> <programlisting>link acd0 dvd link acd0 rdvd</programlisting> - <para>加えて、特別な DVD-ROM 機能を必要とする DVD 解読は、 + <para>特別な DVD-ROM 機能を必要とする DVD のリッピングでは、 DVD デバイスへの書き込み権限が必要です。</para> - <para>共有メモリ X11 インタフェースを改善するために、 - いくつかの &man.sysctl.8; 変数の値を増やすことが推奨されています。</para> + <para><application>&xorg;</application> + インタフェースの使う共有メモリを拡張するために、 + 以下の &man.sysctl.8; 変数の値を増やすことが推奨されています。</para> <programlisting>kern.ipc.shmmax=67108864 kern.ipc.shmall=32768</programlisting> @@ -793,31 +750,33 @@ kern.ipc.shmall=32768</programlisting> <indexterm><primary>SDL</primary></indexterm> <indexterm><primary>DGA</primary></indexterm> - <para>X11 においてビデオ表示性能を改善する方法はいくつかあると思われます。 - ちゃんと動作するかどうかはハードウェアに大きく依存しています。 + <para><application>&xorg;</application> + においてビデオ表示性能を改善する方法はいくつかあります。 + 正しく動作するかどうかはハードウェアに大きく依存しています。 下記に説明したどの方法でも、 - ハードウェアが変わると品質が変わるでしょう。 - 二つ目に、X11 - でのビデオレンダリングは最近多くの注目を集めるトピックです。 - そして <application>&xorg;</application> - のバージョンを追うごとに、著しく改良されているかもしれません。</para> + ハードウェアが変わると品質が変わるでしょう。</para> <para>よく知られたビデオインタフェースは次の通りです。</para> <orderedlist> <listitem> - <para>X11: 共有メモリを用いた通常の X11 出力</para> + <para><application>&xorg;</application>: + 共有メモリを用いた通常の出力</para> </listitem> + <listitem> - <para>XVideo: X11 drawable 内でのビデオ再生に対応した - X11 インタフェースの拡張機能</para> + <para>XVideo: drawable オブジェクトでのビデオ再生に対応した + <application>&xorg;</application> インタフェースの拡張機能</para> </listitem> + <listitem> - <para>SDL: Simple Directmedia Layer</para> + <para><acronym>SDL</acronym>: Simple Directmedia Layer</para> </listitem> + <listitem> - <para>DGA: Direct Graphics Access</para> + <para><acronym>DGA</acronym>: Direct Graphics Access</para> </listitem> + <listitem> <para>SVGAlib: 低レベルコンソールグラフィックレイヤ</para> </listitem> @@ -827,19 +786,19 @@ kern.ipc.shmall=32768</programlisting> <title>XVideo</title> <para><application>&xorg;</application> には - <emphasis>XVideo</emphasis> (または Xvideo, Xv, xv) - と呼ばれる拡張機能があります。 - これは特別なアクセラレーションによって drawable オブジェクト - に直接ビデオを表示することができます。 + <emphasis>XVideo</emphasis>、または Xvideo, Xv, xv + とも呼ばれる拡張機能があります。 + これは特別なアクセラレーションによって drawable + オブジェクトに直接ビデオを表示することができます。 この拡張機能によって、 - 低速なマシンでも、とてもすぐれた品質の再生が可能となります。</para> + 低速なマシンでも、すぐれた品質の再生が可能となります。</para> <para>この拡張機能が動作しているかどうかを調べるには、 <command>xvinfo</command> を使います。</para> <screen>&prompt.user; <userinput>xvinfo</userinput></screen> - <para>以下のような結果が得られたならば、あなたのカードは + <para>以下のような結果が得られたならば、カードは XVideo に対応しています。</para> <screen>X-Video Extension version 2.2 @@ -911,7 +870,7 @@ screen #0 depth: 1 red, green, blue masks: 0x0, 0x0, 0x0</screen> - <para>リストにある形式 (YUV2, YUV12 など) が XVideo + <para>リストにある形式、YUV2, YUV12 などが XVideo のすべての実装で存在するとは限りません。 対応している形式が少ないために、あるプレイヤでは悪影響が出る かもしれないことにも注意してください。</para> @@ -921,17 +880,11 @@ screen #0 screen #0 no adaptors present</screen> - <para>あなたのカードはおそらく - XVideo に対応していないのでしょう。</para> - - <para>あなたのカードが XVideo に対応していないとしても、 - このことはあなたのディスプレイでビデオを表示するのに、 - 計算上の要求を満たすことがより困難になるだけのことです。 - しかしながら、あなたのビデオカードおよびプロセッサによっては、 - それでも満足のいく性能が得られるかもしれません。 - 性能を向上させるには - <xref linkend="video-further-reading"/> - をよく読むとよいでしょう。</para> + <para>カードはおそらく XVideo に対応していないのでしょう。 + このことはディスプレイでビデオを表示するのに、 + 計算上の要求を満たすことがより困難になることを意味します。 + ビデオカードおよびプロセッサによっては、 + それでも満足のいく性能が得られるかもしれません。</para> </sect3> @@ -944,25 +897,27 @@ no adaptors present</screen> クロスプラットホームアプリケーションを 開発することを目的としたレイヤです。 SDL レイヤはハードウェアに対する低レベルの抽象的概念を提供し、 - 時には X11 インタフェースを使用するよりも効果的なことがあります。</para> + 時には <application>&xorg;</application> + インタフェースを使用するよりも効果的なことがあります。</para> - <para>SDL は <package>devel/sdl12</package> - からインストールできます。</para> + <para><application>SDL</application> は + <package>devel/sdl12</package> package または + port からインストールできます。</para> </sect3> <sect3 xml:id="video-interface-DGA"> <title>Direct Graphics Access</title> - <para>Direct Graphics Access は、 - プログラムが X サーバを介せず - 直接フレームバッファを変更することを可能にする X11 の拡張機能です。 - 共有メモリを使用するために + <para><acronym>DGA</acronym> は、 + プログラムが <application>&xorg;</application> サーバを介せず + 直接フレームバッファを変更することを可能にする + <application>&xorg;</application> の拡張機能です。 低レベルのメモリマッピングが実行できることを期待しているので、 この機能を使うプログラムは <systemitem class="username">root</systemitem> 権限で実行されなければなりません。</para> - <para>DGA 機能拡張は &man.dga.1; + <para><acronym>DGA</acronym> 機能拡張は &man.dga.1; によってテストとベンチマークができます。 <command>dga</command> 実行中はキーボードを押せばいつでもディスプレイ色が変更されます。 @@ -979,15 +934,12 @@ no adaptors present</screen> <indexterm><primary>ビデオ packages</primary></indexterm> <para>この節では Ports Collection で利用可能な、 - ビデオの再生に使用できるソフトウェアについて論じます。 - ビデオ再生は大変活発なソフト開発分野で、 - さまざまなアプリケーションの機能は、 - ここでの説明から省かざるをえません。</para> + ビデオの再生に使用できるソフトウェアについて紹介します。</para> - <para>はじめに、FreeBSD で実行できるビデオアプリケーションの多くは、 - Linux アプリケーションとして開発されたということを知ることは重要です。 + <para>&os; で実行できるビデオアプリケーションの多くは、 + &linux; アプリケーションとして開発されています。 これらのアプリケーションの多くはまだベータ版の品質です。 - FreeBSD でこれらのビデオアプリケーションを使用する際に、 + &os; でこれらのビデオアプリケーションを使用する際に、 以下のような問題が起こるかもしれません。</para> <orderedlist> @@ -1025,11 +977,11 @@ no adaptors present</screen> </orderedlist> - <para>これらのアプリケーションの多くはさらに - <quote>Linux 主義</quote> を主張するかもしれません。 - すなわち、アプリケーションの作者が仮定した、 - Linux ディストリビューションでのみ実装されている - ある標準ライブラリの使用方法や + <para>アプリケーションの多くはさらに + <quote>&linux; 主義</quote> を主張するかもしれません。 + すなわち、アプリケーションの作者が仮定した + &linux; ディストリビューションでのみ実装されている、 + ある標準ライブラリの使用方法や、 Linux カーネルの特定の機能に起因する問題が生じるかもしれません。 必ずしも port 保守担当者がこれらの問題を把握して作業しているとは限らず、 次のような問題が発生する可能性があります。 @@ -1048,29 +1000,19 @@ no adaptors present</screen> </listitem> <listitem> *** DIFF OUTPUT TRUNCATED AT 1000 LINES ***
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